受け取る側の同意なしに一方的に送られて来るのが迷惑メール(スパムメール)です。有害なサイトに誘い込もうとするもの、難しい専門用語や脅し文句を並べてお金をだまし取ろうとするもの、薬物や偽ブランド品を売りつけようとするものなど、さまざまな種類があります。皆さんのような若い人だけではなく、大人もだまされてしまうこともあり、中には1000万円以上だまし取られたというニュースもありました。
スマホ(携帯)
身に覚えのないメールは無視
迷惑メール(スパムメール)を受け取ったらどうすればいいでしょうか。身に覚えのないメールは無視し、安易に返信したり、書いてあるURLにアクセスしないようにしてください。
なりすまし
迷惑メール(スパムメール)の中で最も多いのがマッチング(出会い系)サイトに関するものです。また、マッチング(出会い系)サイト以外にも「なりすまし」という皆さんをおびき出そうとするものがあります。
例えば「○○のファンクラブの会員になっている中3の女の子です。今度○○に会わせてくれるみたい。一緒にどうですか」というメール、信じても大丈夫でしょうか。
メールは相手の顔が見えません。大人の男の人が「中3の女の子です」というメールを送ることもできます。実際に会おうと思って待ち合わせをしたら、やって来たのは誘拐目的の大人の男の人だった、という危険性があるのです。相手に直接会ってしまった場合、身代金を要求されるなど、女子中高生が被害者となる事件が実際に起きています。
2008年のマッチング(出会い系)サイトに関する被害(警察庁調べ)は、中学生が211人、高校生は328人で、圧倒的に女子が多くなっています。
援助交際の書き込みをを処罰
「マッチング(出会い系)」は見ない
マッチング(出会い系)サイトの犯罪から皆さんを守るのが出会い系サイト規制法です。この法律では18歳未満の子供との援助交際の書き込みをした場合、大人はもちろん、子供が自分から誘う書き込みをした場合も処罰の対象になります。この法律で補導された子供の数は、2004年は6件だけでしたが、2008年は119件と大幅に増えています。いたずら半分で書き込んでも罪になります。
マッチング(出会い系)サイトの被害に遭わないため(1)マッチング(出会い系)サイトは見ない(2)書き込まない(3)相手には絶対会わない―の3原則を必ず守ってください。